自分の体が硬くて不快に感じることはありませんか? 筋肉の硬さ、特に股関節の硬さは、私たちの日常生活に多大な影響を及ぼし、私たちがより健康的で活動的な生活を送ることを妨げています。
長年私は多くの生徒たちが股関節の硬さに苦しむ様子を見てきました。その一方で、股関節の柔軟性を向上させることで、生活の質が大幅に改善されることも見てきました。
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この記事はこんな人におすすめ
・股関節まわりを柔らかくしたい人
・ダイエット効果を高めたい人
・代謝アップしたい人
この記事では股関節の重要性と柔軟性を改善するための方法を解説します。また家でできる簡単なストレッチも紹介します。
あなたは自身の股関節の硬さにどのように対処すべきか、改善方法をどのように日常生活に取り入れるかについて具体的なアイデアを得ることができます。あなたの日常生活はより快適で健康的なものになり、あなた自身も活力に満ち溢れた毎日を過ごすことができるでしょう。
Youtubeではみるみる股関節が柔らかくなるヨガストレッチを紹介しています。まずはこちらからご覧ください。
ヨガで股関節は柔らかくなる?
ヨガのポーズには「伸張」「収縮」「弛緩」の3つの動きがあります。
- 【伸張】筋肉が伸びる動きでヨガのポーズで頻繁に求められる
- 【収縮】筋肉が縮まる力を発揮する動きで身体がポーズを保つための力を生み出す
- 【弛緩】筋肉が緩まる動きで筋肉の緊張が解放され身体はリラックスする
ヨガのポーズはゆっくりと時間をかけて完成させ、長い呼吸とともに深めていきます。深めていくことで筋肉の収縮が抑制され、身体に柔軟性が生まれます。またポーズを保つ時間を通じて筋肉が伸びる感覚が生じ、股関節などの柔軟性を向上させるのです。
股関節が柔らかくなると、嬉しいことがたくさん♪例えば洗濯物を干したり床を拭いたりと日常の動作がスムーズになりますね。
硬い股関節にアプローチするヨガストレッチ3選
股関節を柔らかくするためのヨガストレッチについて、具体的な方法を3つ紹介します。実践手順とポイントを確認しながら、ぜひ取り組んでみてください。
股関節ストレッチ①
- 足裏を合わせて座り、脚をご自身のほうに近づけましょう。
- 両手で足をつかみ、上下に足をパタパタと動かしましょう。30秒ほど。
・足を自分のほうに近づけるのがキツイ方は、少し前でOK!
股関節ストレッチ②
- 足裏を合わせて座り、足をご自身のほうに近づけましょう。
- 吸いながら背骨を伸ばし、吐きながら足の付け根から折るようにして、上半身を前に倒していきましょう。30秒ほど。
・頑張って膝を床につけなくても大丈夫です。足の付け根のあたりが伸びているところで呼吸を繰り返しましょう。
股関節ストレッチ③
- 四つん這いになり、両手の間に右足を踏み込みます。
- 上体を起こし、両手は上にアップします。
- 左の足の付け根を伸ばすようにして呼吸を繰り返しましょう。30秒ほど。
- 反対も行いましょう。
・右膝がかかとより前に出ないようにしましょう。膝を痛める原因に繋がります。
・お腹に力を入れておきましょう。
まずは毎日お家でコツコツとやることが大事です。
マットをお持ちでない方はヨガマットのおすすめの記事もご覧ください。
股関節の役割は?
股関節は私たちの身体で非常に重要な役割を果たしています。下半身と骨盤を繋げ、私たちの体重を支える主要な関節です。人間の体内で最も大きな関節であり、体全体の重みを支えながらさまざまな動作が可能です。
股関節は脚を前後に動かしたり左右に広げたり、内側や外側に回転させたりといった多様な動作をします。しかし股関節に問題が生じると、痛みが発生し歩くことが困難になることがあります。だから股関節は私たちの生活でとても重要なのです。
ヨガで股関節をゆっくりとほぐすことで股関節の機能を保ち、生活の質を向上させることができますよ。
股関節まわりを柔らかくするメリット
股関節が柔らかいと身体にいいというイメージのある方は多いかもしれませんが、実際どんなメリットがあるでしょう。今回は股関節周りを柔軟に保つことのメリットを紹介します。
血行促進
ヨガのポーズは、股関節を含む身体全体に対する血流を良くします。股関節周辺の筋肉がゆっくりと伸ばされ収縮されることで、周辺の血管が刺激され血流が増えるからです。
ヨガのポーズである「開脚前屈」は股関節周辺の筋肉を伸ばし、血行が促進されます。股関節周辺の筋肉が酸素と栄養を十分に得ることができ、健康的な身体を維持するのに役立ちます。
股関節を柔らかくすることで血行が促進され、筋肉や組織の健康維持を助けてくれます。
下半身の血流は脚の付け根の辺りに集中しているため、ヨガを行うことで血行が促されます。冷えやむくみの解消にも効果的です。
ダイエット効果
股関節周辺の筋肉が柔らかくなると、運動効率が上がりエネルギー消費量が増加します。体脂肪の燃焼が促進され、ダイエット効果が期待できるのです。
股関節の柔軟性を高めるヨガのポーズ「英雄のポーズⅡ」は股関節を大きく動かすことで、大きな筋肉群が活動し大量のカロリーを消費します。
硬く動かせていなかった部分の筋肉が使えるようになるので、代謝が上がり、身体はみるみるスッキリしていきますよ♪
姿勢改善
股関節は腰と脚をつなげる重要な関節で、柔軟性が骨盤の位置やバランスに直結します。柔軟性が高まると骨盤は正しい位置に保たれやすくなり、全体の姿勢が改善されます。
姿勢が改善できると長時間のデスクワークでも疲れにくくなります。また首や肩の負担が軽減されるため、頭痛や肩こりから解放されますね♪
運動パフォーマンスの向上
股関節は私たちの身体の中心部に位置しており、歩行やランニング、ジャンプといった日常的な動きやスポーツでの動きを司る重要な関節です。股関節が硬いと動きが制限され、運動パフォーマンスが低下します。反対に股関節が柔軟であれば範囲が広がり、より多くの動きが可能になるのです。
ヨガでは多くのポーズが股関節の柔軟性を必要とします。股関節が柔軟であれば、より深いストレッチが可能となりヨガのポーズをより正確に行うことができます。
ヨガはもちろん、他の運動や日常動作での歩行や立ったり座ったりなどの動作もスムーズに行えるようになり、疲れにくい身体になりますよ♪
股関節が硬いことによる3つのデメリット
最近では、テレワークの機会が増え、自宅にいる時間が多くなったことで「なんだか体が硬くなってしまった」と感じている方も多いのではないのでしょうか。デスクワークなどで長時間同じ体勢が続くことや運動不足で身体を動かすことが少ないと、股関節はどんどん硬くなってしまいます。
股関節が硬くなることで、一体どういったことが起こるのでしょうか。硬くなった股関節が身体に及ぼす影響を3つ紹介します。
- 血行不良
- 代謝の低下
- 疲れやすい
血行不良
股関節が硬くなると血流が悪くなり、冷えやむくみを引き起こす可能性があります。
しかし股関節の柔軟性を改善することで、冷えやむくみを解消することは可能です。定期的なストレッチやヨガなどのエクササイズにより、股関節の柔軟性を保つことができます。股関節の柔軟性が向上することで血流は改善され、周囲の関節にかかる負担も軽減されます。
脚や顔のむくみが解消するので血行を改善していきましょう!
代謝の低下
股関節を動かしていないと、筋肉が衰えて代謝が低下します。代謝が低下すると、脂肪燃焼しづらくなって太りやすく痩せにくい身体になります。
しかし定期的なエクササイズを行うことで、股関節周辺の筋肉を鍛え、柔軟性を向上させることができます。ストレッチやヨガは股関節の動きを活発にし、代謝がアップして脂肪燃焼効果がアップが可能です。
以前と同じ量を食べても、体重が増えにくくなりますよ♪
疲れやすい
股関節が硬くなると、姿勢が崩れて猫背やO脚、X脚、骨盤の歪みやすくなります。身体が歪んでいると足腰の痛みにも繋がりかねません。また血流や代謝の低下で筋肉もリラックスができず、疲れやすく疲労の回復も遅くなってしまいます。
しかし股関節の硬さを改善し血流と代謝を促進することで、健康的な身体と快適な生活を手に入れることが可能です。また長期的に見れば生活の質を向上させ、健康的な生活を送ることができます。
キッチンでの作業も股関節の柔軟性と良い姿勢が重要です。食材を切ったり、鍋をかき混ぜたりするときには、立ち姿勢を保つことが要求されます。良い姿勢を保つことで作業台での作業が楽になり、キッチンでの効率と楽しさが向上しますよ♪
まとめ
股関節の硬さが私たちの日常生活や健康にどのように影響を及ぼすか、改善方法を紹介しました。ヨガやストレッチを取り入れることで、嬉しいメリットがあります。
- 血行促進
- ダイエット効果
- 姿勢改善
- 運動パフォーマンス向上
まずは自分のペースで無理なく取り組めるように、自宅でできる初心者向けのヨガやストレッチがおすすめです。毎日コツコツ継続できれば、難易度の高いヨガやストレッチでも痛みなく挑戦できるようになります。ヨガやストレッチで股関節の柔軟性を高め、より健康なカラダを目指していきましょう。
Youtubeでは「たった1回で股関節が柔らかくなる股関節ほぐし」を紹介しています。ぜひ一緒に行っていきましょう♪