日本人女性の2人に1人が悩んでいると言われる「便秘」。
お腹の違和感や肌荒れだけではく、ぽっこりお腹や吐き気など、美容・健康面にさまざまな影響を及ぼします。
便秘になる原因はさまざまですが、便秘を解消するためには、便秘を引き起こす原因を知り便秘を解消するための正しい知識を得ることが大切です。
この記事はこんな人におすすめ
・便秘で悩んでいる人
・腸活をしたい人
・ぽっこりお腹を解消したい人
今回は、女性に便秘が多い理由や便秘解消のための腸活ヨガのポーズをご紹介します。
またYoutubeでも腸に効くヨガをご紹介しています。ご覧ください。
ヨガを習慣化して、つらい便秘を解消していきましょう。
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女性に便秘が多い理由
便秘になる原因は生活習慣や食生活によるものが多いですが、男性よりも女性に便秘が多い理由は、性別による体の構造の違いや体質が影響していると考えられています。
腸の長さ
女性の方が男性よりも腸がほんの少し長いと言われています。
腸が長くしなやかであるほど、便がたまりやすいのです。
女性ホルモンの影響
排卵から月経までの期間に多く分泌される黄体ホルモンの働きで、大腸のぜん動運動が鈍くなり、便が硬くなることが原因です。
つまり、黄体ホルモンが多く分泌される生理前や妊娠中などの期間は、どうしても便秘になりやすいのです。
筋力不足
腹筋の筋力が低下すると、いきむ力が弱くなり、便を押し出すことができず、腸内に便が留まって弛緩性便秘になることがあります。
とくに女性は男性に比べて腹筋の力が弱いため、弛緩性便秘になりやすいです。 また、腹筋は年齢によっても衰えるので、高齢者も弛緩性便秘になりやすいと言えるでしょう。
極端なダイエット
ダイエットで食事制限をすると、栄養が偏って食物繊維の摂取量が少なくなり、便自体の量が減ります。 また、食べ物から摂る水分の摂取量も減少します。 その結果、便のかさと水分量が減って便秘になります。
便意を我慢する
せっかく便意がきても排便せずにがまんを繰り返していると、直腸の反応が鈍くなり、自然な便意が起こりにくくなってしまうことになります。 便意を感じないので、直腸に便が溜まっていることにも気づかず、便秘が進行してしまう可能性があります。
ヨガは便秘解消できる
便秘になる原因はいくつか考えられますが、自律神経の乱れやストレスなどが腸の働きを鈍らせていることが多いです。
仕事中の緊張感や焦り、プライベートでの悩み事など、不安や悩みが強くなることで、自律神経のバランスが崩れてしまうケースも多いのです。
自律神経のバランスが乱れると、ぜん動運動のバランスも乱れて、腸の働きが低下し、便秘になります。
そこで、ヨガのポーズには自律神経を整えたり、ストレスを軽減したりする効果が期待できるます。また、血行促進や腹部の刺激によって、腸のぜん動運動を促す効果もあります。そのため便秘にお悩みの方にはヨガがおすすめです。
つらい便秘を解消するためにも、心身をリラックスさせて自律神経を整えていきましょう。
自律神経を整える腸活ヨガ
自律神経を整えるヨガのポーズを2つご紹介します。 また10分のヨガ動画もご一緒にご覧ください。
三日月のポーズ
- 四つん這いの状態になり、両手を肩の真下に置きます。
- 左足のつま先を正面に向けて、両手の間に踏み出します。
- 上半身を起こし、左膝を90度に曲げます。
- 右足は床に膝をつけたまま、足の甲を床につけます。
- 息を吸いながら背中を引き上げましょう。
- 5呼吸ほどキープしたら、反対側も同様に行いましょう。
・腰が反らないよう、下腹を引き締めましょう。
・膝が足より前に出ないようにしましょう。
片足ねじりのポーズ
- 右脚を曲げ、もう片方の脚の外側に組みます。
- 膝を左手で抱えて、右手の指をお尻の後ろにつきます。
- 吸いながら背筋は伸ばし、息を吐きながらゆっくりと上半身を右にツイストしましょう。5呼吸ほどキープします。
- 息を吸いながら元に戻り、反対側も同様にします。
・お尻が浮かないようにしましょう。
・お腹に力を入れましょう。
まずは毎日お家でコツコツとやることが大事です。
マットをお持ちでない方はヨガマットのおすすめの記事もご覧ください。
まんがでわかる自律神経を整え方
自律神経の乱れから今すぐ整える方法などがご紹介されています。こちらもご参考に!
健康な人の排便回数は、どれくらい?
“ウンチ”は、できれば毎日出してすっきりさせたいと思う人が多いでしょう。
では、正常な便の回数とは、一体何回なのでしょうか?
毎日朝に排便する人もいれば、週に3、4回程度の人、1日2回出る人もいるでしょう。
実はこの例はみんな正常範囲内の回数なんです。
1日3回の人でも、正常範囲内。一方、週3回だとしても、すっきり出ているのであれば便秘ではありません。
ただ、あまり長い間便が出ないということは、それだけ不要なものが溜まっているということ。
体にとってはあまり良いこととは言えませんね。
たとえ回数が少なめでも、スッキリ出ていれば「便秘」ではないんです。
反対に、毎日出ていても排便量が少なく残便感があったり、排便に苦痛を感じるなど、快適に排便できない状態は便秘と定義されています。
まとめ
便秘の原因はさまざまですが、腸のぜん動運動の低下により起こることがあります。
腸のぜん動運動は、運動不足や食生活、ストレスによる自律神経の乱れなどにより低下すると考えられます。
腸活ヨガのポーズは血行を促進し、自律神経を整える効果が期待できます。
そのため、腸内環境が整い、腸のぜん動運動を促します。
また、腸活ヨガは深く呼吸することでリラックス効果が高まり、副交感神経を優位にします。
副交感神経が優位になると腸が活発になり、排便を促す効果が期待できるのです。
Youtubeでは自宅でできる簡単なヨガレッスンをご紹介しています。ぜひ一緒に行っていきましょう。